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教育型コンサルティング導入インタビュー

医療法人 寿楽会 大野記念病院 様

[写真]
会社概要
名称:医療法人寿楽会 大野記念病院
設立:大正13年1月1日
所在地:大阪市西区南堀江1丁目26-10
病床数:250床(一般)105床(透析)
職員数:384名(2008.6.1現在)
URL:http://www.ohno.or.jp/

大阪市西区で開設して85年になる、医療法人 寿楽会 大野記念病院。『心の触れ合いと、安全で質の高い専門医療を通して、人々に最良の癒しを提供する』を経営理念としています。大野記念病院では全職員が、「ホスピタル・コミュニケーション」、つまり、医療を通じた人々との心のふれあいを大切に、患者様のニーズを感じ取った時点で直ちに行動を起こし、患者様により高い満足をしていただけるよう、理想の病院づくりに日々取り組んでいらっしゃいます。

プロセス・ラボの教育型コンサルティングを医事課で導入した経緯と評価を寿楽会事業本部事務部長/大野記念病院事務部長である雪山和祐氏に伺いました。

▽どのような問題意識から、今回の取り組みを考えたのですか?
医事課として業務改善をすすめるにあたり、役職者の責任の明確化と、他部署との関わりを明確にしようと思いましたが、その前段階である業務プロセスの「見える化」が不十分で、まずはそこから着手するべきだと考えました。というのは、医事課内部での仕事の分担が縦割りで、しかも業務が属人化しており、個々の仕事は担当者に聞かないと分からないし、役職者でも医事課の業務の全体像を第三者に十分に説明しきれないという状態だったからです。
▽当社のコンサルティングに興味をお持ちになったのは、なぜですか?
教育型のコンサルティングであるということが大きいですね。業務改善を実践する現場で働く者が、自ら考えて進めていくことに魅力を感じました。教育型であることで職員が、プログラム終了後も継続して院内で改善活動を実践できると思いました。

また、プロラボ・メソッドで作成された業務フローチャートは、業務プロセスの「見える化」において、かつてない強力なツールであると感じました。作成された業務フローチャートは、それぞれの業務プロセスを見直すだけではなく、マニュアルや工程表として活用でき、職員の適材適所への配置に繋がるだろうと考えました。
▽今回、6ヶ月のプログラムを受けていただいたのですが、職員の意識やスキルの面でどのような変化がみえてきましたか?
プログラムを実施している6ヶ月の間に退職者が出ました。通常は欠員をすぐに補充したいという声が現場から上がるのですが、今回はそれがありませんでしたね。プログラムの中で業務の見直しを図り、人員をやり繰りしようという意識に変わってきたのだと感じました。

またスキルの面では、特に現場を引っ張っているリーダー達にとって良かったと思います。属人的になってしまっている業務を体系的に捉えるスキルがついたと思います。
▽今後、当社のコンサルティングを受けるお客様へのアドバイスなどはありますか?
今回は、6ヶ月という期間でプログラムを実施してもらいましたが、欲を言えば、もっと長い時間をかけてじっくり行いたいところでした。とくに、最初の段階では、勉強会的なアプローチをすることで上司部下の関係や職務分担の意識を持ち込まずに、業務を客観的にみんなで見つめなおすことが出来ただろうと思います。またさらに、そのような意見が闊達にいえる中で、プロジェクトの中核をなす人材の選定をプロセス・ラボさんに依頼できたら、隠れた人材の発掘もできただろうと思います。
▽今後はどのように展開していきたいですか?
まずは、医事課内の残業時間削減と業務負荷の平準化を図っていき、来年3月末までに数字としての成果を出すことが目標です。

そしてその後に、医事課が先頭になって、病院内の業務改善を進めていけるようにしたいですね。ドクターの繁閑時間を医事課で把握して、コメディカルスタッフとドクターの連携業務のプロセス再設計を提案したり、ドクターへの情報提供において、要求されたものだけではなく、医療の質改善につながる仮説をデータとともに提供するなど、事務の枠を超え医療分野の1つのプロフェッショナル集団になっていきたいと思います。

プロセス・ラボからのコメント

「病院業務の中では、間接部門、つまりコストセンターと見られている医事課が、このプログラムをきっかけにして、自分達の業務を見直すだけではなく、その業務の本質を考えることで仕事に責任とやり甲斐を感じ、誇りに思うようになってくれればと思います」という雪山様の言葉から、病院の全職員が一丸となり、患者様や地域に「求められる病院」をめざして進む大野記念病院様の基本姿勢が重みを持って伝わってきました。

プログラムの導入をお客様に喜んでいただけたことは、私たちプロセス・ラボにとって最もうれしいことです。これからも、業務改善を通じて、新しい価値を生み出す組織づくりに貢献できるよう努めてまいります。


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